福島県勢初の４強だ！尚志ＤＦ大貫が武蔵を止める

“武蔵封じ”に自信を見せる尚志・大貫（左）は練習で軽快な動きを披露

全国高校サッカー選手権準々決勝 尚志―桐生一

（1月5日 埼玉）
　尚志（福島）のＤＦ大貫が鈴木武蔵を止める。初の８強入りを果たした尚志は横浜市内のグラウンドで約１時間ランニングなど軽めのメニューで調整。仲村監督は準々決勝で対戦する桐生一（群馬）ＦＷ鈴木について「２人掛かりで止めに行ったりすると、チームがうまくいかなくなる。大貫に“おまえ１人で止めろ”と言っている」と話し、大黒柱のセンターバックに期待した。

　大貫はチームで唯一の昨年度からのレギュラー。１メートル８７の長身で、ジャンプをすれば高さ２メートル４４のクロスバーの上から顔が出て「ゴールの向こう側が見える」と豪語する。１メートル８４の高さと５０メートル走５秒９の速さを持つ鈴木にも「高さなら絶対に負けない。（鈴木は）スピードがあるので、前を向かせないように動きを予測して早めに止める」と自信を見せた。福島県勢初の４強入りに向けて絶対に突破は許さない。