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なでしこ佐々木監督が“夢先生”「目標と夢が大切」と説く

[ 2011年10月27日 17:40 ]

宮城県気仙沼市の小学校で、子どもたちとゲームをするサッカー日本女子代表の佐々木則夫監督

 サッカー日本女子代表の佐々木則夫監督(53)が27日、スポーツ選手らが東日本大震災の被災地の小学校で訪問教室を開く「スポーツこころのプロジェクト 笑顔の教室」の講師として宮城県気仙沼市の小学校を訪れ「目標と夢が大切。日常のいろいろなところに大好きなものが上手になる要素がある」と説いた。

 小学5年生の約30人を前に「夢先生」を務めた。サッカー部がなかった小学校時代に仲間を集めて部をつくったことや、高校や大学受験の失敗など、自らのエピソードを披露した。「厳しい時はパワーがつく時。逃げないで乗り越えるとすごいパワーが出る。なでしこジャパンも30年続けて優勝したんだよ」とメッセージを送った。

 体育の授業ではさまざまなゲームをクリアするために子どもたちと、真剣に作戦を練る一幕も。終始笑顔で子どもたちとの触れ合いを楽しんだ。

 山形県出身の佐々木監督は授業後「久々に緊張した。子どもたちの様子がどうかなというところはあったが、みんな明るく元気だったので少し安心した。逆にパワーをもらった」と目を細めた。

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2011年10月27日のニュース