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11月各2戦…A代表とU―22が清武を“綱引き”

[ 2011年9月23日 06:00 ]

C大阪、U-22日本代表、日本代表と大車輪の活躍をみせる清武

 MF清武弘嗣(21=C大阪)の11月の代表招集について、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)とU―22日本代表の関塚隆監督(50)が“争奪会談”を行うことになった。11月のW杯アジア3次予選2試合とロンドン五輪アジア最終戦予選2試合は日程が重ならないが、日本協会は過密日程を考慮して兼任させない方針。ザックジャパンか関塚ジャパンか。清武をめぐる首脳会談の行方が注目される。

 旬のアタッカーをめぐり、2人の代表監督の“綱引き”が繰り広げられる。2―0で勝利したロンドン五輪アジア最終予選の初戦マレーシア戦から一夜明け、日本協会の原博実技術委員長(52)がA代表とU―22日本代表を兼任する清武の招集問題に言及。「11月は日程的にA代表とU―22の両方の試合に出るのは難しい。招集をどうするのか、10月の試合の後にザックさんと関塚監督と僕が話し合って決めることになる」と明かした。

 清武はA代表でデビュー戦から3戦3アシストを記録。CSKAモスクワのMF本田が右膝半月板損傷で離脱中ということもあり、W杯予選でも重要な戦力となる。一方のU―22代表ではマレーシア戦で全2得点を演出するなど絶対的な存在。11月に対戦するバーレーン(22日)、シリア(27日)はマレーシアより格上で、関塚監督も手放したくないのが本音だ。清武はU―22代表の公式戦がない10月はA代表のホーム2試合(7日・親善試合ベトナム戦、11日・W杯予選タジキスタン戦)に招集される見通し。その起用法や体調などを見た上で“争奪会談”が行われる運びだ。

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