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清武“乗ってる”2ゴール C大阪ACL初4強へ前進

[ 2011年9月15日 06:00 ]

<C大阪・全北>この日自身2点目となる勝ち越しゴールを決め、イレブンと喜び合う清武(左から2人目)

ACL準々決勝第1戦 C大阪4―3全北

(9月14日 長居)
 準々決勝の第1戦が各地で行われ、日本勢で唯一勝ち残っているC大阪はホームで全北(韓国)と対戦し4―3で逆転勝利を収めた。日本代表MF清武弘嗣(21)が2得点を決める活躍を見せ、初の4強進出へ向けて大きな勝利をものにした。アウェーの第2戦は27日に行われる。

 MF清武が乱戦に決着を付けた。「取られたら取り返せばいいですから」。3-3で迎えた後半36分だ。酒本の右CKからサイン通りにニアサイドに走り込むと、右足でゴール左隅に蹴り込んだ。「(決勝点のサインプレーは)練習では入ったことがなかったから。入って良かった。ひっくり返せると思っていた」。この試合2点目はACL通算4点目。10日のリーグ広島戦でも0―3から反撃の口火を切るゴールを決めて5―4の逆転勝利をもたらした“持ってる男”が主役を演じた。

 常に先行されたが、諦めなかった。まずは1-2の後半11分、酒本の右CKにジャンプ一番、頭で合わせて同点弾。前半、フリーで先制機を外していただけに「何がなんでも取ってやると思っていた」と気合を込めた一撃だった。公式戦自身初の1試合2得点が大逆転劇を呼び込んだ。

 本拠地での失点が勝敗に大きく影響するホーム&アウェー戦。ホームで3失点の引き分けでは4強進出に黄信号が点灯していた。「セレッソの試合をご覧になる方は、心臓の検査をしてからにしてください」。クルピ監督はユーモアを交えて振り返った。それだけに清武の2点が大きかった。

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2011年9月15日のニュース