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仙台 震災から6カ月“負けないチカラ”届け!

[ 2011年9月12日 06:00 ]

<甲府・仙台>後半、2点目のゴールを決める仙台・赤嶺(左上)

J1第25節 仙台2―1甲府

(9月11日 中銀スタ)
 仙台が東日本大震災から6カ月となる11日に被災地へ白星を届けた。アウェーで残留を争う甲府と対戦し、FW赤嶺真吾(27)の今季10得点目などで2―1で勝利し2連勝。広島を抜いて6位に浮上した。6月から8月にかけて9戦連続勝てなかったスランプを脱出して最近4戦負けなし(3勝1分け)と上り調子。復興を目指す宮城、東北のためにさらに上位を狙う。

 3月11日の東日本大震災からちょうど6カ月。仙台イレブンが敵地に駆けつけたサポーターと喜びを分かち合った。甲府を2―1で振り切って2連勝。手倉森監督は「震災から半年たった9月11日に試合ができるのは何かの巡り合わせ。勝ててホッとしている」と勝利の味をかみしめた。

 節目の日に被災地へ白星を届けるためにチームが一丸となった。後半10分に得意の速攻からFW太田が先制。同34分にFW赤嶺が今季10点目となる追加点を挙げた。震災の影響で退団したFWマルキーニョスの穴を埋めてきた赤嶺は「半年たったが絶対に忘れてはならない。自分たちはいろんな思いを背負って戦っている」と思いを口にした。9戦連続勝ちなしで一時は10位まで後退したが、最近は4戦負けなしと再び上り調子で6位に浮上。復興を目指す宮城、東北を勇気づけるためにもさらに上位を目指す。

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