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なでしこジャパン 3500人の前で合宿開始

[ 2011年8月22日 18:52 ]

大勢のファンが見守る中、ロンドン五輪予選に向け合宿を開始したサッカー女子の日本代表イレブン

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会を制した日本代表が22日、ロンドン五輪アジア最終予選(9月1日開幕・中国)に向けて岡山県美作市内で6日間の合宿を開始し、現在の体調を確認するランニングメニューやミニゲームなどで約1時間半、約3500人もの観衆が見守る中で練習した。

 初日の練習では背中合わせにしたゴールをピッチ中央に配置した、試合形式のメニューを実施。19日の慈善試合の前半24分以降は無得点に終わり「ロングボールやクロス、ボール回しの中のワンタッチパスに問題があった」(同監督)という反省点が反映された。メンバー構成も主力と控え組を交ぜるなど、11日間で5試合を戦う過酷な予選へ向け、全員に出番があるという意識を浸透させる狙いも見えた。

 初日はドイツのクラブに所属する安藤(デュイスブルク)ら3人を除く17選手に加えてサポートメンバー2人が参加した。

 練習を見守った佐々木監督は「故障者もいないし、選手の動きもまあまあ。いいスタートを切れた」と満足そう。午前と午後の2部練習や、男子大学生が参加しての練習も計画されており、濃密な6日間となりそうだ。

 五輪最終予選は日本を含む6カ国が1回戦総当たりで争い、上位2チームが出場権を獲得する。

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2011年8月22日のニュース