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19例目 なでしこジャパンに国民栄誉賞授与 一人ずつ手紙も

[ 2011年8月18日 14:05 ]

国民栄誉賞を受賞し、菅首相から記念の盾を受け取る「なでしこジャパン」の沢穂希選手(左)。右は佐々木則夫監督

 菅直人首相は18日午後、官邸でサッカーの女子W杯で初優勝した「なでしこジャパン」に国民栄誉賞を授与した。

 首相は「なでしこジャパンの愛称そのままに日本女性の素晴らしさを世界に示し、東日本大震災の被災者と全ての国民に困難に立ち向かう勇気とさわやかな感動を与えた」と称えた。表彰状などを贈呈するとともに、伸子夫人と連名の手紙をそれぞれに手渡し、約20分設けられた懇談会の席上ではアメリカとの決勝戦の話で盛り上がったという。

 なでしこの佐々木則夫監督は「また皆さんに感動と勇気を与えるために精進したいと切に思った。次の目標は五輪予選。まず、その身近な勝負で勝ちを得たい」と五輪出場を身近な目標としてあらためて掲げた。

 国民栄誉賞は19例目で、団体の受賞は初めてとなる。

 国民栄誉賞は、これまでプロ野球の王貞治氏や映画監督の故黒沢明氏、歌手の故美空ひばりさんら計18人が受賞。最近では09年12月に俳優の故森繁久弥さんに贈られた。

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