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渡辺“驚弾”でライバル撃破!横浜「9」意地の一撃

[ 2011年7月4日 06:00 ]

<横浜・川崎>後半26分、勝ち越し弾にユニホームを脱ぎ喜びを爆発させる横浜・渡辺

J1第2節最終日 横浜2―1川崎F

(7月3日 日産ス)
 横浜が激闘の神奈川ダービーを制した。前節2位の横浜はホームで同3位の川崎Fと対戦。0―1の前半37分にFW大黒将志(31)が同点弾を決め、途中出場のFW渡辺千真(24)が後半26分に強烈ミドルを叩き込んで2―1で逆転勝ちした。
【試合結果 順位表】

 横浜は今季初の3連勝で2位をキープ。首位・柏との勝ち点差を1とした。川崎Fは9試合ぶりの黒星を喫した。

 背番号9を背負う男が意地の一発を決めた。1―1の後半26分、DF中沢からパスを受けたFW渡辺は迷わず右足を強振。約20メートルの強烈ミドルを突き刺した。喜び余ってユニホームを脱ぎ、上半身裸のままサポーターに両手でガッツポーズ。イエローカードのオマケも付いたが、大一番で大仕事をやってのけた一昨年の新人王は「まだ警告をもらっていなかったからいいでしょ」と笑顔を爆発させた。

 6月15日のC大阪戦で先発を外れ、この日で5試合連続のベンチスタート。前節の山形戦ではダメ押しの2点目をゲットしていたが、木村監督からは試合前に「攻守の切り替えが遅い」とアドバイスを受けていた。その直後にチームを勝利に導く決勝弾。「最初から出たい気持ちがある。悔しい?もちろん」。復活気配のエースは現状には満足はしていないが、指揮官は「(あのシュートには)びっくりしたのお」と手放しで喜んだ。

 GK飯倉が好セーブを連発するなど守備陣も奮闘。エースMF中村不在の中、神奈川のライバルを蹴散らし2位をキープし、木村監督も「気持ち良い~」と絶叫した。7年ぶりのタイトルに向け、横浜がいよいよギアを上げてきた。

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