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鹿島、采配裏目…小笠原、本山投入も逃げ切れず

[ 2011年6月26日 06:00 ]

<鹿島・川崎F>サポーターのブーイングの中ガックリ引き揚げる小笠原(右端)ら鹿島イレブン

J1第18節 鹿島2―2川崎F

(6月25日 カシマ)
 鹿島はオリヴェイラ監督の采配が完全に裏目に出た。1点差に詰め寄られた2分後の後半27分に田代、遠藤に代えて、本山、小笠原を投入。ボール保持率を高めて逃げ切る策に打って出たが、逆に攻守が目まぐるしく入れ替わる“撃ち合い”の展開となり機能しなかった。

 指揮官は「采配ミス。小笠原と本山を入れてボール保持を狙ったが、逆にボールを失う回数が増えた」と失敗を認めた。

 立ち上がりから伊野波、増田のダブルボランチが機能。2点リードで後半を迎える理想の展開だったが、後半14分に川崎Fに退場者が出たことで歯車が狂い始めた。バランスを崩して攻撃を仕掛ける相手の勢いに押されて、後半25分にカウンターから失点。1点リードの段階で慌てる必要はなかったが、直後の選手交代でバランスが崩れた。

 選手が入れ替わったことでセットプレーのマークにもズレが生じ、後半ロスタイムにCKから被弾。選手交代の難しさを再確認する一戦だった。

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2011年6月26日のニュース