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小野 古巣のブーイング歓迎!「高原とどっちが大きいか…」

[ 2011年6月18日 11:23 ]

浦和サポーターからのブーイングを“楽しみに”する高原

 J1第16節の18日、最近のリーグ戦4戦負けなしの10位・清水は、アウェーで16位の浦和と対戦する。アフシン・ゴトビ監督(47)は、かつて浦和に所属していたMF小野伸二(31)FW高原直泰(32)FW永井雄一郎(32)に闘争心を高めさせた。

 浦和戦前日の17日のミーティング。ゴトビ監督は「浦和に所属していた3選手のために、絶対に勝とう」と全員にゲキを飛ばした。とくに08年から2年半浦和でプレーし、今回が退団後、初めての対戦になる高原には「体は疲れていると思うが、タカ(高原)は浦和に特別な思いがある。メンタルと経験に期待したい」といつも以上に期待を高めた。

 浦和が若手主体のメンバーに切り替えたため出場機会が減り、昨年は4試合に出場した後、シーズン途中で韓国の水原三星に移籍した。「意識はしてないですよ。(清水が)連勝できれば、若いチームなので成長する。なんとか勝ちたい」と高原は淡々と話したが、小野が「(高原と)どっちのブーイングが大きいか、聞いておいてくださいよ」と話すと、高原の表情も緩んだ。

 FW永井も「ブーイングをされないと、寂しいですしね」と完全アウェーの雰囲気を楽しむことの重要性を分かっている。小野と永井は浦和のペトロヴィッチ監督と現役時代に一緒にプレーしている。「とにかく熱い人。気が抜けているときにカツを入れてくれた」と永井は話すが、清水の30代トリオが、それを超えるリーダーシップをかつての本拠地で発揮する。

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2011年6月18日のニュース