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名古屋も敗退 ピクシー強がり「Jに集中できる」

[ 2011年5月26日 06:00 ]

<水原・名古屋>試合に敗れ、肩を落とす闘莉王(右端)ら名古屋イレブン

ACL決勝トーナメント1回戦 名古屋0―2水原三星

(5月25日 水原W杯)
 名古屋のストイコビッチ監督は「水原の方が決定力で上回っていた。負けたけど、そこまでガッカリしていない。最大の目標であるJリーグに集中できる」と話したが、その言葉が強がりに聞こえる完敗だった。

 右足を痛めていたFWケネディが約1カ月ぶりに復帰。21日の柏戦から復帰したDF闘莉王、MFダニルソンを含め昨季Jリーグを制した主力が今季初めてそろい踏みした。だが昨年の強さまでは取り戻せなかった。

 負傷のDF増川、千代反田に代わって起用されたプロ初スタメンのDF新井が競り負けて先制点を奪われた。2点目の失点はDF田中隼のバックパスが発端。GK楢崎が慌ててクリアしたが、相手に拾われて押し込まれた。攻撃陣もケネディが封じ込まれ、連動性を欠いた。

 公式戦5戦連続勝利なし。韓国勢には過去4勝1分けと相性が良かった。水原にも2年前の決勝トーナメント初戦で勝っているが、その相手に雪辱され、アジア制覇の夢は消えた。楢崎は「この試合を(浮上の)きっかけにしたかったけど、結果が出ないと薬にならない」とうつむいた。

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