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「ストレスたまった」森本 今夏移籍へカターニアも了承

[ 2011年5月26日 06:00 ]

帰国したカターニアの森本は移籍について語る

 カターニアのFW森本貴幸(23)が今夏の移籍市場で他クラブへ移籍することが決定的となった。25日、成田空港着の航空機で帰国。出場12戦(1得点)と冷遇された今季を受け、森本は移籍の意思を固め、クラブ側からも了承されたことを明らかにした。既にキエーボ、パルマなどが興味を示しているが、新たに来季セリエBに降格する名門サンプドリアが移籍先候補に浮上してきた。

 森本の移籍が決定的となった。成田空港に降り立つと、自ら他クラブへ移籍することでカターニア側から了承を得たことを明かした。「ストレスのたまるシーズンだった。クラブ、代理人と3者で話し合って意見も一致しました。早くチームを見つけたい」。出場12戦と冷遇された屈辱の1年を振り返り、すっきりした表情で話した。

 関係者によれば、注目の移籍先候補に名門サンプドリアが浮上。来季はセリエBに降格するが、クラブ選択に当たり森本が最優先する条件は出場機会で、既にセリエBへの移籍も辞さないことを明言している。この日も「ポジションは奪い取ることが基本ですけど、より出場の可能性が高いところに行きたい」と話した。まずは試合に出場し続けることが成長への近道と信じている。リーグ最終戦ではインテル・ミラノと対戦、DF長友のゴールを目の当たりにし、その思いを強くした。

 27日には6月のキリン杯に向けた日本代表が発表される。「選ばれたら結果を出すだけ。でも今年の数字は他の選手に負けてるので選ばれなくても仕方ない。ゴールが全てですから」。FWとしての信念を見せた。新天地を目指す森本の動向に注目だ。 

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2011年5月26日のニュース