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「気分良くなっている」高原 100ゴールで完全復活を

[ 2011年5月19日 15:50 ]

 次節22日の大宮戦(NACK)で3試合ぶり先発復帰が有力な清水のFW高原直泰(31)が、通算100ゴールを一気に決める。前節14日の神戸戦で決めた清水移籍後初得点でJ1通算は69点。アルゼンチン、ドイツ、韓国の各1部リーグでのゴールを合わせると99点。大宮戦で節目のゴールを決めてチームに5戦ぶり勝利を呼び込む。

 復活弾を決めて心身ともに乗ってきた高原が、3日の広島戦以来、3戦ぶり先発復帰をアピールした。この日もハードな2部練習を敢行した清水の中で、率先して動き、声を出して練習を盛り上げた。練習では主力組のセンターフォワードと左FWでプレーするなど、大宮戦はどちらかのポジションでスタメン出場することが有力だ。

 清水東高から磐田入りした98年開幕戦でいきなりデビュー弾。02年磐田ではほぼ1試合1得点の驚異的なペースでゴールを量産し、得点王に輝いた。アルゼンチン、ドイツ、韓国と各国の1部リーグでプレーしてきたが、14年連続でゴールを奪っている。そして4カ国のリーグ戦通算得点は99。ストライカーの勲章となる節目の数字であることは間違いない。

 清水に移籍した今季は練習試合を含めてもゴールを奪えなかっただけに「ゴールはFWにとって最も重要なこと。1点をきっかけに、気分が良くなっている」と高原。しかし完全復活をアピールするには、勝利に直結する得点を挙げることが求められる。「1つずつのプレーで負けないことを練習から意識してやっていきたい。メンタル面の強さが試合で最も重要だが、気持ちはあって当然。気持ちプラスアルファを出していきたい」と高原は今後もゴールを追い求めた上で、勝利に貢献する姿勢をピッチで示していく。

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2011年5月19日のニュース