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クルピ監督 乗ってる小松を2トップに抜てき

[ 2011年5月10日 06:00 ]

1次リーグG組 C大阪―山東魯能

(5月10日 長居)
 ツキ男で決める!アジアチャンピオンズリーグ(ACL)でG組2位のC大阪は10日、山東魯能とホームで激突する。9日は大阪市内で調整した。レヴィー・クルピ監督(58)は7日のリーグ仙台戦で同点弾を決めたFW小松塁(27)を今季初先発に抜てきし、イレブンに先制点奪取を厳命。2列目に入るMF乾貴士(22)とのホットラインで、初のラウンド16進出を狙う。

 勢いに乗る1メートル91の長身ストライカーが1次リーグ突破のキーマンだ。最終節を前に、レヴィー・クルピ監督が勝負に出た。「塁(小松)は資質を兼ね備えている。身長、スピードすべて出してくれると思う」。公式会見で今季公式戦10試合目で初めて試合開始から2トップで臨むことを示唆。「大事なことは先制点。常にゴールを狙う姿勢を貫きたい」。山東魯能の高さに対抗し、FWホドリゴ・ピンパォンとの2トップに小松を起用して最終調整した。

 「自分の特長を出してしっかりプレーしたい。どんどんゴールを狙っていきたい」

 普段は物静かなFWも、言葉に力を込めた。小松は先発こそ今季初めてながら、7日の仙台戦でも途中出場し、ロスタイムに劇的な同点弾。残り1分で今季初ゴールを挙げてキンチョウスタジアムの不敗神話(公式戦11試合)を死守した男だ。0-2と敗れたアウェーでの前回対戦3月16日も、後半から出場して存在感を見せていた。

 MF乾も「塁くんは前でキープできる。キープしてもらって、前から仕掛けていけたらいい」と小松を生かしたプレーを誓う。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定。他会場の結果次第では1位通過の可能性も残るが、エースは「1位で抜けたい。その可能性があるなら狙うのは当たり前」と頼もしい。新たなホットラインで先制点&大量得点を狙う。

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2011年5月10日のニュース