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バルサ快勝!メッシ4人抜き弾だ!2ゴールだ

[ 2011年4月29日 06:00 ]

ゴールを喜ぶメッシ(中央)とバルセロナの選手たち

欧州CL準決勝第1戦 バルセロナ2-0レアル・マドリード

(4月27日 マドリード)
 欧州CL準決勝第1戦1試合が27日に行われ、バルセロナが敵地でレアル・マドリードを2―0で下し、2季ぶりの決勝進出に前進した。FWリオネル・メッシ(23)が終盤に2得点。レアルは後半16分にDFペペ(28)が退場処分を受け、抗議したジョゼ・モウリーニョ監督(48)も退席となって勝機を逃した。第2戦は5月3日に行われる。

 とどめの一撃にふさわしいスーパーゴールだった。1―0の後半42分、敵陣でボールを持ったメッシが一気に加速。得意のドリブルで4人を抜き去ると、最後はゴール右から倒れながら右足でシュート。試合を決めた。

 「メッシのような選手がチームにいてくれてラッキーだね。彼には相手を揺さぶり、試合を決める力がある」とグアルディオラ監督が絶賛した。

 後半16分に相手が退場で10人となり、数的優位を生かしたパス回しでほんろう。同31分には右クロスに飛び込んだエースが先制点を挙げた。ダメ押し弾と合わせて今季公式戦52得点とし、クラブ通算で179得点。23歳にしてバルセロナの得点ランク歴代3位に浮上した。

 18日間で4度宿敵と続けて対戦する“クラシコ4番勝負”の3戦目。前日会見でメッシが慕うグアルディオラ監督が珍しく舌戦に参加した。0―1で敗れた20日のスペイン国王杯決勝、後半にオフサイドで得点が認められなかった場面を嘆いたことに関し、言葉巧みな敵将モウリーニョ監督が「誤った判定に異議は唱えるが、正しい判定を批判するのはグアルディオラが初めて」と指摘。冷静なバルサ指揮官が「世間を騒がせる解説は不愉快。彼に(会見場での)CL優勝杯を授与するから持ち帰って楽しめばいい。われわれはピッチで勝負する」と語気を強めた。

 この日は前半終了後に控えGKピントが相手選手に手を上げて退場処分となった。後半は相手側にも退場者が出るなどヒートアップしたが、最後は「レアルに恐れを抱くことはない」と訴えるメッシがケリ。守備陣を支えたピケは「選手は監督の発言に同意するし、どこまでもついて行く」とチーム一丸を強調した。

 遺恨ムードが漂い始めた“4番勝負”はここまで1勝1分け1敗。最後も白星で締めくくり、欧州の頂点へと突き進む。

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2011年4月29日のニュース