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モウリーニョ監督 判定に激怒「あの権力はどこから来る?」

[ 2011年4月29日 06:00 ]

レアル・マドリードのモウリーニョ監督

欧州CL準決勝第1戦 レアル・マドリード0-2バルセロナ

(4月27日 マドリード)
 敗戦後の会見、レアル・マドリードのモウリーニョ監督は怒りを押し殺すように口を開いた。

 「何も言わない方がいいだろう。思っていることを口に出せば私のキャリアが終わってしまう」

 後半16分、ボランチで起用したペペが相手DFダニエウ・アウベスに危険なタックルを見舞って一発退場となった。耐えて後半勝負というプランが台なしとなり、審判への抗議で自身も退席。敵地の第2戦を残して2点のビハインドを背負い「負けたも同然。(逆転は)ミッション・インポッシブル」と吐き捨てた。

 対バルセロナ戦はレアル監督就任後、全4試合で選手が退場。チェルシー、インテル・ミラノ時代も含めると12試合で7回目だ。バルサ相手に激しい守備が求められる状況もあるが、不信感を募らせる指揮官は「(判定を動かす)あの権力はどこから来る?ユニホームにユニセフ(国連児童基金)のロゴをつけているからか?」と激怒した。

 さらにバルサがCLを制した09年の準決勝チェルシー戦で微妙な判定があったことに言及し「あの時もスキャンダルで優勝した。グアルディオラを尊敬しているから、彼にはスキャンダル抜きで優勝してほしい」と皮肉たっぷりに振り返った。

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2011年4月29日のニュース