×

「腹筋すごいなあ」松井 避難の子どもに激励のパス

[ 2011年3月25日 17:27 ]

福島県から避難してきた子どもたちとミニゲームで楽しむサッカー日本代表の松井大輔(右)

 サッカー日本代表で京都市出身の松井大輔(29)が25日、東日本大震災の被災者らを励まそうと、同市に避難してきた子どもたちとミニゲームを楽しんだ。

 京都市営住宅には福島など4県から約200人が避難中。近くの小学校の校庭を会場に、福島県から避難した子どもたち男女8人が参加した。

 ゲーム前の柔軟体操では、子どもたちの緊張をほぐそうと、松井が「君の腹筋、すごいなあ」と声をかける場面も。ゲームでは、プロのドリブルを止めようと必死に食らい付く男児もいて、近くの住人らが「頑張れニッポン、負けるなニッポン」と声援を送った。

 福島県浪江町から家族8人で避難した小学6年の吉田裕大君(12)は「とても楽しかった」と話し、もらったサインボールを大事そうに抱えた。

 松井はフランス2部リーグ、グルノーブルに所属。29日に大阪で行われる日本代表の慈善試合に参加する予定で「いろいろな地域で受け入れ態勢を取ってもらえたら。一歩踏み出してほしい」と話した。

続きを表示

2011年3月25日のニュース