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新潟・東口、広島戦で“あの時”の屈辱を晴らす!

[ 2010年4月24日 11:21 ]

 J1アルビレックス新潟は23日、聖籠町のクラブハウスで24日のホーム広島戦に向けた最終調整を行った。公式戦8試合連続出場中のGK東口順昭(23)にとって広島は苦い思い出のある相手。リベンジはもちろん、昨季とは違った姿を見せつけて無失点でリーグ戦今季初勝利を誓った。

 試合を前日に控えた東口の表情がほどよい緊張感を保ちながら、一段と引き締まってきた。練習でも大きな声を張り上げてDFラインと連係を取る姿も守護神の風格が備わってきた。
 今季はリーグ戦第2節のホーム磐田戦で黒河が負傷退場し“緊急登板”してからカップ戦も含め8試合連続でゴールマウスを守ってきた。東口自身「精神面はまだまだだが、高さのある相手のクロスボールの処理や、ロングフィードなど通用する」。確かな手応えを得ている。
 東口にとって広島は忘れられない相手だ。ルーキーイヤーの昨年、ナビスコ杯予選第6節の広島戦でデビューを果たしフル出場。「緊張もあったし自分のプレーを何一つ出すことができなかった」。5失点を喫しての黒星だった。
 それ以来、デビュー戦の悔しさを忘れることなく練習に励み「常にチャレンジしていく姿勢を出し続けた」と今季はチャンスをしっかり自分のものにして成長を遂げている。だからこそ広島戦では「自分が成長した姿を見せたいし、どんどんチャレンジしていきたい」。果敢にシュートを阻止する覚悟だ。
 広島は得点力のあるFW佐藤寿人を軸に攻撃を仕掛けてくる。東口は「裏から一発狙ってくるのが一番怖い。しっかりDFラインと声を掛け合ってケアしていきたい」と意気込む。
 くしくも右眼窩(か)底骨折で戦列を離れていた黒河が復帰に向けて着々と準備を進めている。「クロ(黒河)さんがケガから戻ってきて、これからが本当の勝負になる」。若き守護神は広島を無失点で抑えてリーグ初勝利に貢献する構えだ。

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2010年4月24日のニュース