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平山 W杯仕様“ナンア走り”で徳永置き去り

[ 2010年1月24日 06:00 ]

ランニングで先頭を走る平山相太(左)

 FC東京の日本代表FW平山相太(24)が、W杯南アフリカ大会仕様の「新走法」を完成させた。チームの始動日となった23日、最初のメニューは300メートルトラック3周×8セットという過酷なランニングだったが、平山は、スタミナ自慢の日本代表DF徳永を置き去りにするなど、圧倒的な走力とスタミナを見せた。

 秘密は新走法の習得にある。オフの自主トレ中から太腿を高く上げ、背筋を立てるフォームへの改造に着手。平山が「楽に走れる。スタミナが持続できた」と話すように早速効果が表れた。腰が落ちた以前のフォームを「へっぴり走り」と酷評していた土斐崎(どいざき)フィジカルコーチも「変わりましたね」と満足そうだ。

 25日には日本代表の鹿児島合宿が始まる。W杯では、標高1000メートルを超える高地での試合もあるだけに、代表選手にとって走力は生命線だ。この日午後には、府中市内の大國魂神社で必勝祈願。絵馬に「日本の強さを見せつける!」と書き込んだ怪物は、新走法で南アまで突っ走る。

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2010年1月24日のニュース