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突然つまんだ!札幌指揮官“抜き打ちチェック”

[ 2010年1月24日 09:51 ]

 石さんが“抜き打ちチェック”を開始した。札幌のグアムキャンプ4日目の23日午前練習で、石崎信弘監督(51)が、選手たちのおなかをつまんだ。現在、体脂肪率12%以上の選手は4部練習を課せられているが、指揮官自ら現状を把握した。

 ストレッチの時だった。選手に交じり、メニューをこなしていた石崎監督が起きあがり、4部練習組のMF古田のおなかを凝視すると、いきなり握った。「18歳のおなかじゃないじゃろう。クビレがない」と言い残すと、隣にいたMF藤田もターゲットに。藤田は体脂肪10%で通常練習組だが、指揮官は「まだまだじゃな」と笑った。
 目に付いたのは、おなかだけではない。髪の毛の色も標的となった。新加入のDF藤山の茶色がかった頭をなでると、「これ茶色いじゃろう」。染めることを気にする石崎監督。しかしそこは36歳のベテラン。藤山は「白髪染めです。若作りをしないと」と切り返した。
 選手たちも、気が抜けない。体脂肪率12%以上で4部練習組のDF岩沼は「石さん(石崎監督)だけではなくて、コーチ陣にも囲まれて…。きついです」と漏らした。石崎監督は「体脂肪で選手を選ぶわけではない。プレーで試合に出る選手を決める」と笑ったが、突然始まった検査に、緊張感が走った。グアムキャンプで徹底的に自己管理の高い意識を植え付けていく。

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2010年1月24日のニュース