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本田争奪戦!リバプールに続きリヨンも動いた

[ 2009年8月12日 06:00 ]

 フランスの強豪リヨンが、VVVフェンロの日本代表MF本田圭佑(23)の獲得に向け動きだしたことが分かった。昨季限りで退団した元ブラジル代表MFジュニーニョ・ペルナンブカーノ(34)の後継者としてリストアップ。すでに年俸や移籍金情報を含む身分照会をVVVフェンロ側に行い、近日中に正式オファーを出す可能性も出てきた。

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 開幕2戦で3ゴールを挙げて実力を存分にアピールした本田が、また新たな強豪を突き動かした。欧州CLの常連としても知られるフランスのリヨンが、本田の獲得に向け動きだした。リヨン関係者は「とても興味がある」と認めた上で「すでに身分照会を行った」とフェンロ側に本田の年俸や移籍金などの確認を行ったことも明かした。

 リヨンは07―08年シーズンに前人未到のリーグ7連覇を達成し、欧州CLでも03―04年から3季連続ベスト8入り。欧州でも確固たる地位を築いた。だが、昨季は主力選手の衰えもあり国内タイトルをボルドーに譲ると、オフには黄金期を支えたMFジュニーニョ・ペルナンブカーノが退団した。そこでFKの名手としても知られた元ブラジル代表MFの後継者として、同じくFKを得意とする本田に白羽の矢が立てられた。

 関係者によると、リヨンは、昨季から光る原石が集うオランダの1部、2部リーグにスカウトを派遣していた。そこで目に留まったのが、左足の高い技術と抜群の得点力を誇る本田だったという。本田にはオランダのPSV、プレミアリーグのリバプールが興味を示している。本田自身は「オランダの伝統あるクラブでやりたい」と話している。だが、オランダ国内より資金的に豊富なイングランドやフランスなどの国外から正式オファーが届く可能性はより高い。いずれにせよ選択肢が増えたことは間違いない。

 夏の移籍市場が開いているのは31日まで。自らの力でビッグクラブ移籍の夢を現実のものとしつつある本田の動向に注目が集まる。

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2009年8月12日のニュース