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俊輔ぶっつけ開幕?主将急死で親善試合中止も

[ 2009年8月12日 06:00 ]

ダニエル・ハルケ選手の弔問のため新スタジアムの前に行列を作るエスパニョールサポーター

 日本代表MF中村俊輔(31)の所属するエスパニョールが22日に予定していた親善試合ジローナ戦を中止する可能性が出てきた。

 11日付のスポルト紙によると、8日にダニエル・ハルケ選手(享年26)が心臓発作で急死したことでチーム内にはショックが広がっており、クラブは早い段階での実戦を控えることを検討しているという。ビルバオとの開幕戦(29日か30日)前に計画していた最後の対外試合であるジローナ戦の中止が決まれば、5日のナポリとの練習試合から3週間以上も実戦を行わずに、本番に臨む非常事態となる。

 10日に行われたハルケ選手の検視で、心臓発作による自然死だったことが確認された。遺体は11日早朝にエスパニョールが用意したプライベート機でフィレンツェからバルセロナに到着。新スタジアムのコルネジャ・エルプラットに運ばれ、大勢の関係者、ファンらが弔問に訪れた。中村もチームメートとともに会場に駆けつけ、家族とあいさつを交わすなど故人との別れを惜しんだ。葬儀は親族だけで行われる予定。クラブは悲しみが癒えぬ中で、開幕戦を迎えることになる。(バルセロナ・小田郁子通信員)

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2009年8月12日のニュース