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マンUなど強豪は歯ぎしり マンCの資金力が猛威

[ 2009年8月12日 17:20 ]

 15日に開幕するサッカーのイングランド・プレミアリーグはオフの移籍市場に異変があった。アラブの大富豪が所有するマンチェスター・シティーのオイルマネーが猛威を振るい、リーグの盟主的なビッグクラブが歯ぎしりをしている状況だ。

 マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルは外国人オーナーや大株主が、世界的な景気後退の影響で財布のひもを締めている。この機に乗じ、マンチェスターUが引き留めに失敗したアルゼンチン代表FWテベスを大幅な年俸アップで獲得したほか、アーセナルからはトーゴ代表のエースFWアデバヨルと守備の要だったコートジボワール代表DF、K・トゥーレを合計約4100万ポンド(約64億4千万円)の移籍金で引き抜いた。マンチェスターUは、元イングランド代表FWオーウェンを獲得したが、自由契約で移籍金ゼロだったのとは対照的だ。
 マンチェスターCは、ほかにもイングランド代表MFバリーやパラグアイ代表FWサンタクルスらを加え、欧州チャンピオンズリーグ出場が可能な4位以内を狙う。
 ただマンチェスターUのファーガソン監督は「選手を買い集めるのが関の山で、4強には食い込めない」と切り捨て、アーセナルのベンゲル監督も「恐れるに足りない」と余裕の口調だ。最後に笑うのはどちらか。(共同)

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2009年8月12日のニュース