後任は反町氏？柏、石崎監督を急転解任

　柏の石崎信弘監督（５０）が今季限りで解任されることになった。柏は２７日、同監督が契約満了により今季限りで退任すると発表。だが、実際には２６日に今季で契約を打ち切ることを石崎監督に通告していた。チームは現在リーグ戦１０位で、２試合を残してＪ１残留の１５位以内が確定。来季まで契約が残る同監督を続投させることが基本線だったが、急きょ解任に方向転換した。

　クラブ関係者は「Ｊ１昇格を実現させてくれたり感謝する部分は多い。ただ（解任は）最終的には残留争いするようなチームではなかったと考えている」と成績不振を理由に挙げた。今季、一時は３位につけて優勝を狙える位置にいたものの夏場に１０戦未勝利と急失速。期待が膨らんだ分、失望も大きかった。

　石崎監督はリーグ戦の残り２試合と天皇杯は引き続き指揮を執る。後任候補には北京五輪代表監督の反町康治氏（４４）、高橋真一郎ヘッドコーチ（５１）らが浮上。関係者は「クラブの置かれた状況をよく知る人」としており、今季の戦いをベースに新体制で出直しを図る。