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残留へ一丸!新潟が戦力外通告延期

[ 2008年11月28日 06:46 ]

 J1新潟が戦力外通告の時期を延期することで選手会側と合意したことが27日、分かった。激しいJ1残留争いが続く中、チームの士気に影響を与えることが懸念された。通告延期はJ2時代を含めても初めて。クラブと選手がまさに“一枚岩”となって、残留確定へと突き進むことになった。

 Jリーグ規約では、各クラブは選手に対し契約期間満了年の前年の11月30日までに、翌年度以降の契約条件を通知しなければならないが、補足事項として、クラブと選手会の合意があれば通知期間以降でも構わないとされている。クラブは「順位が決まっていない」ことから23日のホーム・大宮戦以前に、選手会に対し「通知を遅らせたい」旨を申し入れた。戦力外通告を受ける選手にとっては、新たな移籍先探しなどが遅れることにつながるだけに、選手会は慎重に議論した結果、了承する意向を固め、このほど双方が合意した。

 内田潤選手会長(31)は「残留が決まっていないのに(戦力外通告が)出てしまい、周り(の選手)が知ってしまうのはどうかと。早く出してほしいという意見もあったが、最終節までは、という意見が多かったので了承してもらった」と話した。最終的には今季最終節となる12月6日のホーム・G大阪戦翌日、同7日に通告される。入れ替え戦に回った場合でも再延期はなく、仮に次節のアウェー・FC東京戦(30日)で残留が確定した場合には、その翌日に通告されることになった。

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2008年11月28日のニュース