×

鹿島大誤算…敵のキーマンが逆転出場へ

[ 2008年9月16日 06:00 ]

ビドマー監督(中央)の後方で練習するMFサリー

 ACL準々決勝第1戦、鹿島―アデレード(オーストラリア)戦を2日後に控えた15日、外国籍選手枠の問題でACLの登録メンバーから外れたはずのアデレードのMFサリーが、メンバー入りする可能性が出てきた。

 コートジボワール出身のサリーは、7月にオーストラリア市民権を獲得。クラブは当初、サリーを3人の外国籍選手枠から外して登録した。だが、アジア連盟(AFC)が当該国での5年間のプレーを義務づけた代表チームの帰化選手規約を準用して登録を認めなかったため、クラブ側はFIFAに提訴していた。16日にも裁定が下される予定だが、アデレード関係者は「彼はおそらくプレーできるだろう」と“逆転勝訴”に自信をのぞかせた。

 テクニックとスピードを兼ね備えるサリーは1ボランチを務める司令塔で、チームのキープレーヤー。出場できることになれば、鹿島にとっては脅威となる。ただ、鹿島の関係者は「認められたら(締め切られた)登録期限の意味がない。認められたら抗議する。当然、認められるとは思っていない」と徹底抗戦の構えを見せた。

続きを表示

2008年9月16日のニュース