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会長が明言 五輪をFIFA公式行事に

[ 2008年8月21日 17:18 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は21日、北京で記者会見し「2012年ロンドン五輪からFIFAのカレンダーに組み込む」と話し、五輪をFIFAの公式行事とすると明言した。

 今大会前にはアルゼンチン代表のメッシが所属するバルセロナなど欧州の複数のクラブが五輪への選手派遣を拒否する問題が起きた。スポーツ仲裁裁判所(CAS)は、五輪派遣の義務化がFIFAの理事会決定を経ていない点や、五輪がFIFA公式行事でない点を理由にクラブ側の主張を支持する裁定を出していた。
 ブラッター会長は10月の理事会、来年5月の総会で五輪の公式行事化と、選手の派遣義務化を進める方針。また、現行の原則23歳以下で、オーバーエージ(24歳以上)選手3人までを認める五輪の参加選手規定については、今のところ変更しない意向を示した。(共同)

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2008年8月21日のニュース