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五輪パーク内でカメラ落下 観客7人が負傷、バスケ会場近く

[ 2016年8月16日 06:02 ]

落下したカメラの周囲は柵で囲まれていた

 リオデジャネイロ五輪のオリンピックパーク内で15日午後1時半頃、ケーブルに吊されたテレビカメラが落下。観客に直撃し、7人が負傷した。

 現場はバスケットボール会場のカリオカアリーナ1付近で人通りが多い場所。会場ではこの日、男子バスケットボールの予選、ナイジェリア―ブラジル戦が行われた。

 カメラは五輪放送サービス(OBS)の機材。OBSによると、事故当時カメラは故障しており、メンテナンスチームが現場で調査中だった。地上から10メートルの高さに、2本のケーブルによって吊り下げられており、1本ずつでもカメラ本体を支えることができる強度があったという。だが、カメラの修理作業を始めて数分後に2本のケーブルが同時に切れ、落下。

 リオ五輪の組織委員会と国家安全保障局の隊員が現場にかけつけ、負傷者の手当を開始したという。医療チームは、7人の軽傷者を救護した。

 現地紙「グローボ」電子版によると、現場に居合わせた英国の体操代表の監督クリス・アダムス氏は「皆が驚いて叫んでいた。医療チームはすぐにかけつけ処置を始めた。カメラはケーブルが切れた音がして落ちてきた」と事故当時の状況を語った。

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2016年8月16日のニュース