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【小椋久美子の目】タカマツは“尻上がり” まだ調子上げられる

[ 2016年8月16日 08:50 ]

準決勝進出を決めた高橋(左)と松友組
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リオデジャネイロ五輪バドミントン

(8月14日 リオ中央体育館)
 高橋・松友組の相手は過去7勝0敗とはいえ、バドミントンを国技とするマレーシア期待のペアで侮れない選手でした。第2ゲームは風上の相手に苦しめられ、ミスも出ました。でも最後はしっかり自分たちのリズムでプレーしました。

 今大会は尻上がりに調子を上げています。松友は1次リーグ初戦では緊張からか迷いながら動いていましたが、2戦目以降は落ち着いています。ネット際に落として、相手にシャトルを上げさせる展開をつくっている。高橋のスマッシュも悪くない。本人の感覚はまだしっくりきていないようで、調子はまだ上げられそうです。

 混合ダブルス数野・栗原組は前回王者に強気で向かっていきました。特に栗原は前衛で振り回されて、不利な体勢になっても、機敏の動きと高度なラケットさばきで対応していた。栗原に引っ張られるように、数野も思い切ってラケットを振っていた。相手の方がスピードやプレッシャーのかけ方が上手で負けましたが、ペア結成1年でよくここまで仕上げたなと感心します。(08年北京五輪女子ダブルス代表)

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