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日本代表監督が錦織を称賛「彼のテニス人生に大きなものもたらす」

[ 2016年8月15日 07:25 ]

銅メダルを決めた錦織は錦織は日の丸を掲げて感無量の表情

リオデジャネイロ五輪テニス

(8月14日 五輪テニスセンター)
 リオデジャネイロ五輪のテニス日本代表を率いる植田実監督が、錦織圭(26=日清食品)の銅メダル獲得を「苦しい中乗り越えたのは、この後の彼のテニス人生にものすごく大きいものをもたらすと思いますね」と喜んだ。

 監督は「ナダルに勝つのがどれだけ大変かということを彼が一番よく知っている中で勝った。それが銅メダルで、それが96年ぶりのメダルにつながるという。本当に苦しかったと思いますよ」と称賛した。

 第1セットを先取し、第2セットも5ー2と追い詰めながら最終的にはタイブレークの末落とす苦しい展開。それでも最終セットを6―3でもぎ取ったエースの姿に「オリンピックには悪魔がいると言いますけど、女神もいるんだなと思いましたね」としみじみ語った。

 最終セットは両者ともに残された体力を振り絞っての戦いだった。「彼らのメダル獲りたいという意地と意地がぶつかるんだと思いますし、ここまで来ると調子の善し悪しなんて当てにならないですよ。本当に自分の気持ちの強さ、そこしか頼れるものはない」と錦織の精神力にも舌を巻いた。

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2016年8月15日のニュース