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メリット、110メートル障害で“驚異的”世界新

[ 2012年9月9日 06:00 ]

男子110メートル障害で12秒80の世界新記録を樹立したアリス・メリット

 陸上ダイヤモンドリーグ最終戦、バンダム記念は7日、ブリュッセルで行われ、男子110メートル障害でロンドン五輪金メダルのアリス・メリット(米国)が12秒80の世界新記録を樹立した。従来の記録は2008年にダイロン・ロブレス(キューバ)がマークした12秒87だった。男子の100メートルはロンドン五輪で短距離3冠を達成したウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒86で勝ち、ダイヤモンドリーグの種目別優勝も決めた。200メートルはヨハン・ブレーク(ジャマイカ)が19秒54で圧勝した。

 男子110メートル障害で、今季好調のメリットが驚異的な世界新記録を叩き出した。好スタートで序盤からリードを奪い、スピードに乗ったハードリングで一気にゴールを駆け抜けた。記録を確認すると両手を高く突き上げ「衝撃を受けた。信じられない」と喜んだ。世界記録については五輪後に「ミスを犯さなければ可能」と話していたが、従来の世界記録を0秒07も更新。「これだけ速く走れたのが信じられない」と興奮冷めやらぬ様子だった。

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