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阪本、タイムで拾われ決勝進出 84年井上以来

[ 2012年8月11日 06:00 ]

男子スプリント・カナディアンシングル200メートル予選 ゴールした阪本直也

ロンドン五輪カヌースプリント

 スプリントの男子カナディアンシングル200メートルで、阪本直也(和歌山県教委)は準決勝の3組3着だったが、タイム順で拾われて決勝に進んだ。女子カヤックシングル200メートルは、10年世界選手権3位の北本忍(富山県体協)が準決勝の2組3着となり、タイム順で漏れて決勝進出を逃した。男子カヤックシングル200メートルの松下桃太郎(石川県体協)は準決勝で1組7着に終わって決勝に進めず、同カヤックペア200メートルの渡辺大規(ユニー)、松下組は予選2組の6着で準決勝に進めなかった。

 阪本が84年ロサンゼルス五輪の井上清登以来となる8位以内を決めた。「信じられない。世界選手権やW杯でも200メートルで決勝に行ったのは初めて」と目を丸くして喜んだ。予選は41秒528で1組3着。準決勝はライバル選手を横目で見ながら必死にパドルをこぎ、41秒771で3組3着と踏ん張りタイム順で拾われた。2年前の広州アジア大会では金メダルを複数取ったカヤック勢に対し、カナディアン勢は金なし。「日本で頑張っている人のためにも注目を集めたいと思っていた」と笑顔を見せた。

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2012年8月11日のニュース