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なでしこ視聴率は金!朝5時に全日トップの23・6%!

[ 2012年8月11日 06:00 ]

ワンバックと抱き合う沢

 NHK総合が10日に生中継したロンドン五輪サッカー女子決勝「日本―米国」の視聴率は、午前3時45分~4時35分の前半が19・4%、同4時50分~5時の後半10分間が23・6%(ビデオリサーチ調べ、いずれも関東地区)だった。後半の数字は、午前0時以降に中継開始の競技では今五輪最高。

 金メダルをかけたなでしこの戦いに、夜明け前の日本列島がお茶の間でヒートアップした。試合は敗れたものの、後半は23・6%を記録。注目度では金メダル級の数字をさらった。

 後半の視聴率はわずか10分だけながら、NHKが中継したサッカー女子準々決勝「日本―ブラジル」(4日午前2・01)の19・3%を凌駕(りょうが)。深夜0時から5時の間に開始された中継としてはロンドン五輪を通じてトップとなった。

 NHK広報は「ブラジル戦は金曜日から土曜日にかけての放送だった。翌日の仕事などの心配をしなくていい人が多く、数字が上がった側面もある」と指摘。「翌日が休みでもないのに、この視聴率は驚異的」と舌を巻く。同局による今五輪の深夜0時以降の中継は、7月31日の体操男子団体決勝で午前3時ごろに瞬間視聴率12・6%を記録したのが目立つくらいで、おおむね1桁で推移しているという。

 また、9日の全日視聴率(9日午前5時~10日午前5時)でも、2位で21・2%だったNHK総合のレスリング女子とともに、堀北真希主演のNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(月~土曜前8・00)の20・6%を上回り、ほかのゴールデンタイムの人気番組なども抑えて堂々の1位に。関心の高さが表れた。

 昨年、なでしこが制覇したサッカー女子W杯の決勝・米国戦は、フジテレビ系で午前3時35分から中継。午前5時以降の後半部分の視聴率が21・8%に上ったが、この数字も超えた。

 FW大儀見優季がゴールを決めるなどした午前5時以降の数字は、ビデオリサーチ社の視聴率集計を同時刻で区切る仕組みからこの日は未発表で、週明け13日に発表される。NHK広報は「試合のクライマックスは5時以降。おそらく25%前後まで伸びているのではないか」と推測している。

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2012年8月11日のニュース