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“最大のヤマ”減量クリアで平岡 金へ手応え

[ 2008年8月9日 06:00 ]

 【北京五輪 柔道】若武者の準備も整った。柔道男子60キロ級の平岡拓晃(23=了徳寺学園)は、最終調整終了後の体重測定でリミットの60キロ。最大の懸案だった減量を終えたことで「疲れたけど、順調ですね」と安どの表情を浮かべた。

 5月に左ひざを痛めたことで、練習量の不足が心配されたが、吉村和郎強化委員長は「かなり上がってきている。横の動きがどうかだが、スピードも戻った」と話し、階級担当の山本洋祐コーチも「技の切れやスピードは問題ない。本来の柔道ができれば(金メダルは)いける」と評価した。
 前日の組み合わせも「結構ラッキーでした」と喜んだ。初の五輪だが、試合前日とあって開会式には参加しなかった。「見ると(五輪を)意識しちゃうんで寝ます。緊張?減量に集中していたのがよかったかな」と笑った表情には、力を十分に発揮できるだけの余裕が漂っていた。

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2008年8月9日のニュース