【弥生賞ディープインパクト記念】トップナイフ充実 昆師は思惑通りの控えめ調整

[ 2023年3月2日 05:28 ]

CWコースを軽快に駆け抜けたトップナイフ

 ホープフルSで限りなくG1タイトルに近づいたトップナイフ。首の上げ下げはあまりにも切ない結果(2着)となったが、そんな2歳時のホロ苦さも肥やしとなり成長した様子。最終追い切りにアクションを求めずCWコース単走で6F84秒7、ラスト1F12秒1は馬なりの時計。昆師は「あまりやりたくなかったので控えめ」と指示通りとし「昨年より馬が大人びている。背も伸びた」と肉体面の成長にも目を細めた。

 昆師は自厩舎で育てたクラシックホースを物差しにできるのが強みで「ディープスカイを挙げるわけではないが、この馬も使いながら良くなるタイプ。根性がある」と08年のダービー馬を引き合いに出した。無論、現時点の比較は能力に関してではなく成長過程と精神面にとどまるが、器の大きさは2歳時ですでに証明済み。「ノリ(横山典)さんが上手に競馬を教えてくれている」と鞍上に全幅の信頼を寄せている。 

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2023年3月2日のニュース