【チューリップ賞】ルミノメテオール　調整予定通り

　【東西ドキュメント・美浦＝1日】チューリップ賞組の追い切りは2頭のみ。エフフォーリアの半妹ペリファーニアはもちろんだが、浜田の注目は2戦2勝のルミノメテオール。出負けを挽回して鮮やかに差し切った前走つわぶき賞の強さが目に焼き付いている。

　最終追いは坂路。4F54秒9でタイニーロマンス（5歳3勝クラス）に半馬身先着した。厩舎へと引き揚げる金成師の姿を追う。声をかけると調教スタンドまで引き返して取材に対応。「先週しっかりやったから、今日はやり過ぎないよう。調教ではいつもいい動きをする」と満足顔だ。

　普段はうるさい馬だが実戦では優等生。「好位に取り付く、我慢する、抜け出す。とにかくレースセンスがいい馬」と称賛する。左回り千四しか経験がなく右回りも千六も初めて。「その点だけは、やってみないと分からない」とした上で「少しの狂いもなく調整できたので今回で適性がはっきりする」。淡々とした口調の中に自信をのぞかせた指揮官。本番まで注目したい好素材だ。