福永 小倉ラスト騎乗で2勝締め!「僕にとって青春でした」

[ 2023年2月5日 05:25 ]

<小倉最終騎乗セレモニー>セレモニー後にファンへ手を振る福永祐一騎手(撮影・亀井 直樹)
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 3月から調教師に転身する福永祐一(46)は4日、小倉競馬場でのラスト騎乗を終えた。ウイナーズサークルで行われたセレモニーでは「小倉はデビューしてから10年ちょっとは毎年、夏に2カ月間滞在していました。人も優しくて、食べ物もおいしい。僕にとって小倉は青春でした」と集まったファンへ感謝を口にした。現地で見守った師匠の北橋修二元調教師(87)も「たくさんのファンに囲まれてうれしかっただろうね。無事に騎手をやめることになってお父さん、お母さんもホッとしたんじゃないかな。今日の天気も良くて、人生もそう来たんじゃないか」と愛弟子の勇姿を目に焼き付けた。

 この日は2、6Rで2勝を挙げたが、2着に敗れた2回の勝利騎手は共に武豊だった。「豊さんに憧れて入った世界ですし、最後に一緒に小倉で騎乗できていい思い出になりましたね」。ラストウイークはサウジアラビアで騎乗。JRA開催の騎乗は今日を含めて残り5日間となった。

 《フェブラリーSはオーヴェルニュに》福永が19日のフェブラリーS(東京)でオーヴェルニュ(牡7=西村)に騎乗することが4日、分かった。昨年の帝王賞(9着)以来6度目のコンビとなる。25日のサウジカップデー(キングアブドゥルアジーズ)でリヤドダートスプリントのリメイクに騎乗予定だが、国内では最後のG1騎乗となる。西村師は「特に癖はないですしね。追い切りにも乗ってもらうつもりです。最後も頑張ってほしいです」と話した。

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