【チャンピオンズC】石川 G1初Vへ愛馬「信じる」、初栄冠イヤーの波に乗る

[ 2022年12月2日 05:30 ]

調教に向かう石川裕紀人(撮影・郡司修)
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 デビュー9年目の石川裕紀人に、G1初制覇のチャンスが訪れた。騎乗するジュンライトボルトは、芝から転じて一気に一線級に躍り出たダート界の新星だ。

 今年は丸田、横山和、荻野極、坂井がG1初制覇を飾った。石川にもその期待が懸かる。本人も気合が入っている。

 「いいタイミングで乗せてもらっています。ここまでの人気馬でG1に挑める機会はなかなかない。馬の力を信じて乗るだけ。結果は後からついてくると思って、勝ちにいく競馬をします」

 ジュンライトボルトはダート転向と共に石川が騎乗して2、1、1着。前走は中京ダートのシリウスSを完勝した。「いろいろな課題を克服してくれたし、本番へ向けてアドバンテージになりました」と、距離は違うものの同じコースでの勝利に手応えを得ている。

 ジュンライトボルトを管理する友道師が、石川にエールを送る。「ジュンライトボルトにとって初めてのダートG1。強いメンバーでどんな展開になるか、どの位置に付けていけるかは分かりませんが、競馬は石川騎手に任せたい」と鞍上の手腕に期待。「今年は初めてG1を勝つジョッキーが多いので、石川騎手もそうなってくれたら。この馬はダートに転向して凄い勢いでG1まで来た。このまま何とかG1も突破してくれたらいいですね」と人馬の勢いに懸ける。

 ここまでJRA通算240勝、重賞6勝。順調に成績を伸ばしてきた石川にとって、次のステージに上がるための大事な一戦になる。

 ◇石川 裕紀人(いしかわ・ゆきと)1995年(平7)9月22日生まれ、東京都出身の27歳。美浦・相沢郁厩舎所属。14年デビューの9年目。同期に松若風馬、小崎綾也らがいる。JRA通算4611戦240勝(うち重賞6勝=1日現在)。

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2022年12月2日のニュース