アスクビクターモア　有馬記念に参戦せず年内休養、大阪杯か天皇賞・春が目標に

ボルドクフーシュをハナ差で破り菊花賞を制したアスクビクターモア
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　今年の菊花賞馬アスクビクターモア（牡3＝田村）が、出走を検討していた有馬記念（25日、中山）に参戦せず、年内は休養することになった。田村師が1日、明らかした。ファン投票第2回中間発表で、16万1177票を集めて5位にランクインしていた。

　田村師は「年6回使って3勝。非常にタフな競馬だった」と今年の戦歴を振り返った。来春について「上半期は外国に行かない」としたうえで目標を大阪杯か天皇賞・春にすると示唆。「目標が決まってから前哨戦をどうするか考えることになると思います」とした。有馬記念参戦は「ファン投票5位で期待もあったので、オーナーも熟慮されていた」と陣営が協議して「ここで休ませてあげるのが馬のためにいいのではないかと思う」と決断。「有馬記念は自重して、春に向けての充電期間に充てようということになりました」と説明した。

　現在、アスクビクターモアは宮城・山元トレセンへ放牧に出ており、来年に向けて英気を養っている。