伊勢崎オート 新井日和 女子初の10代V「いつかは優勝したいと」

[ 2022年11月14日 05:04 ]

オート女子初の10代Vを決めた新井

 伊勢崎オートで13日、普通開催の優勝戦が第12Rで行われ、新井日和(ひより=伊勢崎・35期)が1番車から逃げ切って初優勝。女子オートレーサーで史上初となる10代(19歳8カ月29日)での優勝を決めた。これまでの女子の最年少Vは佐藤摩弥(30=川口)の20歳10カ月3日(13年3月18日=川口)。また、益春菜(引退)のデビュー1年6カ月1日を塗り替える1年5カ月9日での女子最速Vとなった。男子は黒川京介(24=川口)が18年1月の川口にて19歳5カ月16日で優勝している。

 1番車で0ハンデからのスタート。先頭で最初のコーナーに飛び込み、そこから後続を全く寄せ付けない。高橋貢も早川も青山もコーナーでアタックできる雰囲気すらない独走。影をも踏ませることなくチェッカーフラッグを受け、地元ファンの前でウイニングランを披露した。新井は「信じられない気持ちでいっぱいです。今までの優勝戦は惜しいところでつかまっていて悔しい気持ちだったので、いつかは優勝したいと思っていました。本当にうれしい。試走後に雨が降ってきたのでレースでは滑らないように意識して走りました。今後は晴れでも雨でも、もっとタイムを上げられるよう頑張りたい」と喜んだ。

 昨年6月デビュー。前節の伊勢崎開催でも優勝戦に乗り、2着と調子を上げていた。15歳の時、父と一緒に伊勢崎オートレース場で観戦しているところを人気テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系列)に直撃され、デビュー時にも取り上げられており、番組の名物企画の一つになっている。

続きを表示

2022年11月14日のニュース