オーナーのDr.コパ氏、藤田菜七子の重賞初Vを祝福「100点満点だよ」

[ 2019年10月2日 20:52 ]

東京盃を制し、小林祥晃オーナー(左)と握手を交わす藤田菜七子(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 藤田菜七子(22)が2日、交流G2「第53回東京盃」(大井ダート1200メートル)で圧倒的1番人気コパノキッキング(セン4=村山)に騎乗して優勝。自身24度目の重賞挑戦(JRA、地方交流競走を含む)で悲願の初制覇を果たした。JRA所属の女性騎手が重賞を勝利するのは初めて。同馬のオーナーであるDr.コパこと小林祥晃氏(72)がコメントを寄せて「100点満点だよ」と祝福した。

 2枠2番。スタートで馬群に包まれてしまう可能性もある枠順だったが、好スタートを切ると、先頭へ抜け出す。最終コーナーもトップで回ると、最後の直接も後続を突き放してゴールした。2着は7番人気のブルドッグボス、3着は4番人気のサクセスエナジーだった。

 今年2月のG1「フェブラリーS」からコンビを組み、過去3走は5、2、3着だった菜七子とコパノキッキング。近2走で先着を許した馬が不在となった今回は見事に圧倒的な人気に応えた。

 優勝インタビューで「どう乗ろうか、最後まで悩んだが、ゲートを出たら(ハナを)主張していこうと思った。大井の直線がこんなに長く感じたのは初めて。オーナー、先生、厩務員、ファンの方々の期待を背負ってましたので、ほっとしました」と笑顔。

 Dr.コパこと小林氏は「本当に良かった。今日はキッキングも菜七子も風水的に運が抜群だった。だから、いつもは(乗り方の)指示はするけど、今日は好きに乗りなって言いました。100点満点だよ」と称え、「次はJBCスプリント(G1)に行っちゃおうかなと思っている」と期待した。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月2日のニュース