菜七子、G1初騎乗Vならずも地元熱狂 茨城県守谷市長「まさに歴史に名を残す偉業」

[ 2019年2月17日 16:07 ]

<フェブラリーS>コパノキッキングを労う藤田菜七子(撮影・島崎忠彦)
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 ダート王決定戦「第36回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が17日、東京競馬11Rで行われ、藤田菜七子騎手騎乗の4番人気コパノキッキング(せん4=村山)は5着に終わり、女性騎手初のG1制覇はならなかった。

 東京競馬場では前日夕方時点で、昨年の219人を大きく上回る415人の徹夜組が正門前に列をつくるなど、菜七子フィーバーが過熱。当日のパドックには多くの横断幕が掲げられ、本馬場入場では大歓声が飛ぶ例年にはない光景が広がった。

 レースでは最後方から一気に追い込み、見せ場たっぷりの5着。菜七子の豪快な騎乗に東京競馬場は大いに盛り上がった。

 菜七子の出身地である茨城県・守谷市はこの日、普段は気象・交通情報、市内のイベントの告知を行う公式ツイッターで「今日2月17日開催の競馬フェブラリーステークスで守谷市出身の藤田菜七子騎手がJRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗します。発走は午後3時40分。フジテレビで中継も予定されています。守谷からも声援を送りましょう!!」と市民に呼びかける盛り上がりぶり。

 快挙Vこそならなかったが、松丸修久市長は「藤田菜七子騎手がJRA所属の女性騎手として初めてG1レースで騎乗されたことは、まさに歴史に名を残す偉業であり、守谷市民を代表して、心からお祝い申し上げます」と絶賛。「守谷市民の希望となるよう、今後の益々のご活躍をお祈りします」とコメントした。

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