【フェブラリーS】菜七子、G1初挑戦は快挙Vならずも健闘5着掲示板!

[ 2019年2月17日 15:44 ]

<フェブラリーS>コパノキッキングを労う藤田菜七子(撮影・島崎忠彦)
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 ダート王決定戦「第36回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が17日、東京競馬11Rで行われ、藤田菜七子騎手騎乗の4番人気コパノキッキング(せん4=村山)は5着。女性騎手初のG1制覇はならなかったが、堂々の掲示板入着を果たした。

 JRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗した菜七子。初めてコンビを組んだコパノキッキングはDr.コパこと小林祥晃氏の持ち馬。前哨戦の根岸Sを含む4連勝中で、人気の一角となった。スタートを決めると落ち着いて後方へ。スムーズな競馬で直線では大外から一気に追い込んだが、5着に終わった。

 東京競馬場では前日夕方時点で、昨年の219人を大きく上回る415人の徹夜組が正門前に列をつくるなど、菜七子フィーバーが過熱。当日のパドックには多くの横断幕が掲げられ、本馬場入場では大歓声が飛ぶ例年にはない光景が広がった。

 勝てば、女性騎手初のG1制覇となるのはもちろん、G1初騎乗でのVは熊沢重文(88年オークス=コスモドリーム)、江田照男(91年天皇賞・秋=プレクラスニー)以来28年ぶり史上3人目の快挙だったが、勝利ならず。それでも、数々の女性騎手記録を塗り替えてきたヒロインがJRA今年最初のG1を大いに盛り上げた。

 ◆藤田 菜七子(ふじた・ななこ)1997年(平9)8月9日生まれ、茨城県守谷市出身の21歳。16年3月5日、美浦・根本厩舎からJRAで16年ぶりの女性騎手としてデビュー。同年4月10日の福島9Rサニーデイズで初勝利(51戦目)。1メートル57、45キロ。血液型A。空手初段、剣道2段。趣味は寝ること、読書。愛読書は伊坂幸太郎氏の「マリアビートル」。好きな食べ物は肉、スイーツ。好きな歌手は、One Direction(ワン・ダイレクション)、好きな俳優は三浦春馬。

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