【京都牝馬S】デアレガーロ重賞初V!3連単150万円超え波乱演出

[ 2019年2月17日 05:30 ]

直線で鋭く抜け出し、京都牝馬Sを制したデアレガーロ(左)(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 今年の飛躍を期待させる重賞初制覇だ。牝馬の実力派がそろった「第54回京都牝馬S」は16日、京都競馬場で行われ、9番人気のデアレガーロが差し切り、5歳を迎えて初タイトルを獲得した。2着に7番人気のリナーテ、3着に13番人気のアマルフィコーストが続き、3連単は150万円超えの大波乱となった。 レース結果

 3カ月半の休み明けで馬体重はプラス32キロ。さすがに陣営も半信半疑だったが、結果から見れば成長分だったか。課題の折り合いもスムーズに中団で脚をためると、直線は外めに出してグングン加速。同じ勝負服のリナーテを半馬身抑え、先頭でゴールに飛び込んだ。4戦ぶりの手綱だった池添は「32キロ増がどうかと思ったんですが」と苦笑いを浮かべつつ、喜びを語った。

 「少しかかる馬だけど折り合いがついたし、いい形で直線へ。去年は惜しい2着だったけど、借りを返せました」

 1月24日の帰厩時は前走比プラス50キロ。そこから懸命なダイエットを施した。大竹師は「少し立派かなと思ったけど、これぐらいあっていいのかも。池添とも話してたんですが、重いから折り合ったのかもしれません」とうれしい誤算を喜んだ。次走は未定だが、高松宮記念(3月24日、中京)も候補の一つ。1200メートルから1600メートルをターゲットに、さらなるタイトル奪取を狙う。

 ◆デアレガーロ 父マンハッタンカフェ 母スーヴェニアギフト(母の父スーヴェニールコピー)牝5歳 美浦・大竹厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績14戦6勝 総獲得賞金1億2342万7000円。

続きを表示

2019年2月17日のニュース