【フェブラリーS】インティ7連勝でG1初制覇!武豊が貫録…菜七子は5着で快挙Vならず

[ 2019年2月17日 15:40 ]

フェブラリーステークスを制した武豊の乗るインティ(撮影・西川祐介)
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 ダート王決定戦「第36回フェブラリーS」(G1、ダート1600メートル)が17日、東京競馬11Rで行われ、武豊騎手騎乗の1番人気インティ(牡5=野中)が優勝し、G1初制覇。JRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗した藤田菜七子のコパノキッキングは5着に敗れ、史上3人目となるG1初騎乗初優勝の快挙達成はならなかった。

 好スタートからあっさりと先頭を奪ったインティ。手応え抜群のまま直線を向くと、一気に後続との差を開き、最後は外から追い込んできたゴールドドリームを抑えきった。首差の2着にはゴールドドリーム、さらに4馬身差の3着にはユラノトが入った。注目のコパノキッキングは最後方から追い込んだが、5着に終わった。勝ちタイムは1分35秒6(良)。

 勝ったインティは父ケイムホーム、母キティという血統。デビュー戦こそ9着に敗れたが、2戦目から連勝街道がスタート。重賞初挑戦となった前走の東海Sも圧勝し、勢いに乗ってのG1初挑戦だった。連勝は7に伸び、通算戦績は8戦7勝となった

 鞍上の武豊は中央G1通算76勝目で今年は初勝利。17年12月の有馬記念(キタサンブラック)以来およそ1年2カ月ぶりのG1勝利となった。管理する野中師は開業12年目でうれしい中央G1初勝利。

 昨年の最優秀ダートホースに選ばれたルヴァンスレーヴ(牡4=萩原)が不在となったが、菜七子のG1初参戦が大きな話題に。熊沢重文(88年オークス=コスモドリーム)、江田照男(91年天皇賞・秋=プレクラスニー)に続く史上3人目となるG1初騎乗初勝利とはならなかったが、JRA今年最初のG1を大いに盛り上げた。

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2019年2月17日のニュース