【Deep香港】「強擊」、「白日彗星」個性豊かな香港表記

[ 2018年12月9日 05:30 ]

ヴィブロスのゼッケンには香港名「強?」の文字
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 馬主がさまざまな思いを込める馬名。日本はカタカナで2〜9文字以内のルールで名付けられる。それが香港表記になると…。日常的に漢字を使う日本人がすぐ連想できるもの、馬名の意味由来からかけ離れたものまで多岐にわたる。

 調教中はゼッケン右側に漢字の香港名、左側にアルファベットで馬名が表記される。今回参戦する日本馬9頭にもオシャレな香港名が付いた。ヴィブロスの「強?」、サングレーザーの「白日彗星」、ペルシアンナイトの「波斯劍客」はネーミングセンスがいい。モズアスコットは「魔族雅谷」。魔族は中国語で「もず」と読めるから当て字だ。

 名馬も振り返る。文字通り黄金の船を意味するゴールドシップは「黄金船」。ディープインパクトは「大震撼」。確かに震え上がるほど強かった。キタサンブラックは「北部玄駒」。北島三郎オーナーのイメージから「演歌黒王」を思い浮かべたが…。日本最強牝馬アーモンドアイは「杏目」。アーモンドが中国語で杏仁だから納得だ。

 日本でフィーバーを巻き起こしているオジュウチョウサンの香港名が知りたく香港ジョッキークラブに問い合わせたが「出走する馬にしか付けません」と返答。それなら記者が命名しよう。馬名の由来は家族名+冠名で難易度が高い。ハードルを柔らかく高く跳ぶジャンパーが、平地へ参戦。このイメージで「柔跳参」はどうか。有馬記念は香港でも馬券を発売。そのときの香港名が楽しみだ。 =終わり

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2018年12月9日のニュース