最年少19歳・佐藤、卒業記念レース完全女王だ!まくり3連勝

[ 2018年3月23日 05:30 ]

無傷で勝ち上がった佐藤水菜
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 日本競輪学校の男子113回生(68人)と女子114回生(第7期生、21人)の卒業記念レース初日が22日、伊東競輪場で行われた。男子は予選2回戦を戦い、在校成績1位の橋本瑠偉(23=佐賀)ら4人が2連勝した。男子は23日午前中に準決勝、午後2時4分から決勝戦が争われる。女子は予選3回戦を戦い、無傷で勝ち上がった佐藤水菜(みな、19=神奈川)ら7生徒により午後2時22分から決勝戦が争われる。

 勢いが止まらない。最年少19歳の佐藤がただ1人、3連勝で決勝進出だ。予選1回戦で在校1位の柳原をまくりで下すと、自信をつけたのか残り2走も力強いまくりで快勝。連勝街道を突き進み「1走目から気持ちの持っていき方が良かった。いい形で1着が獲れている。完全Vですか?見えていますね」と声を弾ませた。

 自転車は身近な存在だった。中学までソフトテニス部だったが、自転車競技で国体に出場した経験がある父・研一さん(49)の姿を見て一念発起。「私もやってみようと思った。父になら勝てるんじゃないかな」。茅ケ崎高2年から自転車に乗り始めると「いいライバル」だった父の1000メートルのタイムを上回る成長ぶり。同じ神奈川で女子4回生の卒記女王・尾崎睦(32)と一緒に走ったことが契機となり「同じ土俵に立ってみたい。戦って勝ちたい」と決意。プロのトップレーサーのスピードを肌で感じ、ガールズ選手を志した。

 在校時は後半から新車を使用。これが成績上昇のきっかけとなり「調子が上がっている。今は自信しかない」と胸を張る。目指すのは尾崎と同じ無敗での卒記クイーン。「決勝はレースの主導権を握りたい」。大一番の走りをイメージしながら集中力を高めた。

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