【フィリーズR】リバティ開花予報 高野師「状態上がってる」

[ 2018年3月9日 05:30 ]

厩舎周りを運動するリバティハイツ
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 3枚の桜花賞切符を懸けた「第52回フィリーズレビュー」は8日、出走馬18頭が確定した。世界的な名血リバティハイツは8分の5の抽選をクリアし、桜出走へのチャンスをつかんだ。木曜午後、投票所で出走馬を確認した高野師は「良かったですね。牧場から期待されている馬なので、その思いに応えたいです」と力を込めた。

 母ドバウィハイツは米GI2勝を挙げた名牝。一方の父キングカメハメハは、04年NHKマイルC→ダービーと“変則2冠”を達成。種牡馬として15年の2冠馬(皐月賞、ダービー)ドゥラメンテや、昨年のダービー馬レイデオロなど、近年のクラシック舞台で次々と大物を送り出している。

 新馬戦は道中“遊び”ながらの追走で、ようやくエンジンが掛かったのは直線を向いてから。そこからグングンと加速して首+鼻差の3着。高野師は「まだ競馬を理解していない感じ」と不完全燃焼の競馬を振り返った。実戦を積んだ2戦目で勝ち上がった内容からも伸びしろはまだある。

 最終追いは北村友を背に坂路で4F53秒9〜1F12秒6。詰まった間隔で全体時計こそセーブされたが、鞍上が手綱を緩めると俊敏な反応で真一文字に駆け上がった。「一戦ごとに状態が上がってきている。いいコンディションで臨めそう」と師。抽選突破の運を味方に、天性の素質が開花するか。

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2018年3月9日のニュース