【オールカマー】ミスターX 休養明けもタンタアレグリア期待

[ 2017年9月24日 05:30 ]

 中山11R・オールカマーはタンタアレグリアに託す。ここは約8カ月の休養明けだが、前走・AJC杯(1着)も9カ月のブランク明け。今回と同じ中山2200メートルをインから巧みに差し切った。蛯名は「前走と比べると8割の出来」と話すが、状態は追い切るごとに上昇中。これといった強敵が見当たらないここは素質で勝負になる。

 15年青葉賞2着で頭角を現し、その後も16年阪神大賞典2着、天皇賞・春4着など一線級を相手に互角の戦いを見せた同馬。精神的な成長に伴いレースぶりが安定し、15年菊花賞(4着)以降は重賞で一度も掲示板(5着以内)を外していない。長い休み明けでもきっちり力が出せるのは名門・国枝厩舎の手腕。秋古馬3冠の父ゼンノロブロイの後を追い、まずは始動戦を取りに来る。馬単(9)から(2)(6)(8)(10)(14)(15)へ。

 阪神11R・神戸新聞杯は魅力たっぷりのキセキ。おそらくダービー馬レイデオロが断然の1番人気だが、同馬が唯一敗れたのが休み明けの皐月賞(5着)。当時も先を見据えた調整は明らかで、今回は同じ気配が感じられる。夏で存在感を高めたキセキの勢いは侮れない。

 もちろん夏の内容も特A級。前走・信濃川特別(1着)のV時計1分56秒9が新潟記念より1秒も速く、秘める能力は古馬重賞でもヒケを取りそうにない。道中の折り合いを見れば、2400メートルの距離にも難なく対応しそうだ。角居厩舎は先週のローズSを同じく上がり馬のラビットランで勝利。秋華賞の出走権に続き、菊花賞切符をもぎ取る。馬単(5)から(2)(3)(4)(8)(9)(14)へ。

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2017年9月24日のニュース