【宝塚記念】春古馬３冠で絶対王者へ　ファン投票１位　キタサンブラック

風格が漂ってきたキタサンブラックはＧ１・６勝目を狙う
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　２５日に阪神競馬場１１Ｒで行われる。中央競馬・上半期の総決算「第５８回宝塚記念」（Ｇ１、芝２２００メートル）の枠順が確定した。大阪杯→天皇賞春と連勝し、春古馬３冠を目指すキタサンブラック（牡５＝清水久厩舎、武豊）は唯一馬券圏内に入れなかった日本ダービー（１４着）以来２度目の８枠（１０番）に入った。

　悔しい思い出があるピンク帽での出走となるが、８枠は宝塚記念に限ると４年連続勝利中の好枠。スタート後、第１コーナーまで距離がある阪神芝２２００メートルコースだけに外枠のロスは大きくないはずだ。

　調整は万全。最終追い切りを終えて「追えばもっと伸びるが、調教でそこまでやる必要もない。状態はいい意味で平行線。春２走より気持ちの面でゆとりもある」と調教を担当する黒岩騎手は状態に太鼓判。清水久師も「昨年のこの時期と比べてもパワーアップしている」と力強く語った。

　勝利の先には日本競馬界の夢がある。登録済みのフランスＧ１・凱旋門賞（１０月１日、シャンティイ）へ挑戦するプラン実現のためにも負けられない。ファン投票ではウオッカ以来８年ぶりに１０万を超える票を獲得。名実ともに現役トップに立つキタサンブラックの、その勝ち方に注目が集まっている。